産業動物臨床 獣医学生応援プロジェクト

平成29年度 産業動物臨床分野におけるアドバンスト教育プログラムの構築の背景と目的

口蹄疫、鳥インフルエンザ、牛海綿状脳症(BSE)などの重大な家畜伝染病の発生を契機に、産業動物獣医師に対する社会的ニーズが高まり、臨床現場において産業動物の健康管理ができる獣医師の不足が明らかとなりました。その背景として、産業動物臨床教育における大学間格差が存在し、日本全体でみると産業動物臨床に必要な知識・技能を体系的に習得するための教育体制が不足していることがわかりました。また、海外からの重大な家畜伝染病の侵入を防ぐための防疫体制の強化も極めて重要な課題であることもわかりました。

そこで、平成23~25年度に実施した「口蹄疫等家畜伝染病に対応した獣医師養成環境整備事業(分野1:産業動物臨床分野における全国的臨床実習システムの構築)」では、産業動物臨床を担う農業共済団体(NOSAI)を実習受入機関とし、家畜伝染病等に対応可能な産業動物臨床獣医師を養成することを目的として、全国的な産業動物臨床実習の基盤を整備・構築しました。さらに平成26~28年度に実施した「大学における公共獣医事教育推進委託事業(分野2:畜産等分野における全国的実習システムの構築)」では、産業動物臨床を担うNOSAIと家畜衛生を担う家畜保健衛生所にフォーカスを当て、社会的ニーズに対応した公共獣医事を担う産業動物獣医師の養成を目的として、産業動物臨床と家畜衛生に係わる実践的な全国的実習システムを構築しました。

これら2つの事業を引き継ぎ、本事業では、全国獣医系16大学の協力のもと、本学及び3連携大学(北里大学、日本大学、鹿児島大学)と家畜の健康管理及び生産性確保に関わるNOSAIが連携し、産業動物臨床分野における高度獣医療技術の修得を目的とした先導的かつ実践的な教育プログラム(家畜の健康管理、飼養管理、衛生管理等)を構築し、全国の獣医系大学への成果の公表・普及を図ることにより、獣医学教育の高度化・国際水準化を推進します。

平成29年度獣医学アドバンスト教育プログラム構築推進委託事業(文部科学省)
分野2 産業動物臨床分野におけるアドバンスト教育プログラムの構築

平成26年度~平成28年度 大学における公共獣医事教育推進委託事業(文部科学省)
分野2 畜産等分野における全国的実習システムの構築

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