岐阜大学動物病院

教育・研究

岐阜大学動物病院 獣医臨床セミナーのご案内

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第10回 獣医臨床セミナー

日時 2008年1月24日(木)20時40分~23時
会場 岐阜大学応用生物科学部1階 ・ 第101講義室
講演内容 教育講演 小動物臨床における感染症による貧血
症例検討【1】 溶血性貧血の猫の1例
症例検討【2】 骨癒合不全症例に対する骨髄間質細胞自家移植の試み
協賛企業 全薬講演20分(資料、飲料水)、株式会社インターズー(別刷り)

教育講演

小動物臨床における感染症による貧血
資料の一部をPDFでご覧いただけます。
株式会社インターズー様の協賛企業からのメッセージをご覧ください。

講師 高島 康弘(内科)

小動物の貧血の原因として問題となるイヌのバベシア感染症およびネコのヘモバルトネラ感染症について、その検査方法をいくつか取り上げ、利点と欠点について考えてみたいと思います。特にPCR法による病原体DNAの検出やELISA法による特異抗体の検出にどんな意味があり、どのように利用するのが最も効果的かを皆様とともに検討できればと考えています。

症例検討【1】

溶血性貧血の猫の1例

講師 棚橋 宏泰(たなはし動物病院)

元気消失を主訴に来院した約6歳、去勢雄、雑種猫において、各種検査により溶血性貧血が認められた。免疫介在性溶血性貧血を疑い、ステロイドを中心とした治療を実施したが著効しなかった。そこで、ヘモバルトネラ・フェリスに対してのポリメラーゼ連鎖反応を実施したところ、陽性反応を示した。その後、テトラサイクリン系およびニューキノロン系抗生物質にて治療し、貧血の改善が認められた。

症例検討【2】

骨癒合不全症例に対する骨髄間質細胞自家移植の試み

講師 山添 和明(外科)

最近、国内の一部診療施設において再生医療の手法にもとづく再生獣医療への取り組みが見受けられるようになっている。その中で骨癒合不全症例に対する骨髄間質細胞の自家移植治療は手技の容易さもあり最も行われている治療法のひとつである。今回は当診療科において実施した骨髄間質細胞自家移植を試みた症例についてその概要を紹介します。

協賛企業からのメッセージ

8時40分から、セミナーにご協力頂いた日本全薬工業株式会社様より小動物薬の最新情報について紹介があります。

株式会社インターズー様のご協力により、教育講演の内容を、J-VET誌 75-80、2007(12)に掲載しています。今後も、臨床セミナーの教育講演の要旨がJ-VET誌に事前(1ヶ月前)に掲載されます。

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