岐阜大学動物病院

診療

岐阜大学動物病院 院診療科目:外科

外科診療科では、消化器外科、肝臓胆嚢外科、循環器外科、整形外科、泌尿器・生殖器外科、歯科・口腔外科を中心とした診断・治療を行っております。CTやCアーム、内視鏡や腹腔鏡、デンタルユニットといった機器を備え、これらを用いた高度医療に対応することが可能です。

外科の獣医師紹介

獣医外科学研究室

山添 和明Kazuaki YAMAZOE

専門分野
  1. 一般外科
  2. 整形外科
特徴または長所

骨癒合不全に対する骨髄間質細胞移植を行っています。

連絡先 研究室(058)293-2953 または動物病院事務部まで
獣医外科学研究室

渡邊 一弘Kazuhiro WATANABE

専門分野
  1. 歯科
    予防歯科治療、根尖周囲病巣の治療、口腔鼻腔瘻、難抜歯、乳歯遺残、猫の全臼歯・全顎抜歯、根管治療、歯冠修復、不正咬合の矯正、歯周外科治療、歯周組織再生治療など。
  2. 口腔外科
    顎骨骨折整復、軟口蓋裂・硬口蓋裂・口唇裂の整復、軟口蓋過長の整復、唾液粘液嚢胞による大唾液腺および小唾液腺の摘出、顎嚢胞の摘出など。
  3. 消化器外科、泌尿・生殖器外科
特徴または長所

国立大学の動物病院では唯一の歯科・口腔外科診療室が完成いたしました。これまで以上に専門の治療を行うことができます。

  1. デンタルユニット、歯科用X線撮影装置、光照射器を備え、難抜歯や根管治療など専門の歯科治療を行うことが可能です。
  2. 歯科だけではなく、口腔およびその周辺の外科治療も数多く経験しており、口腔外科にも専門に対応いたします。
  3. 内視鏡検査や消化器外科、泌尿・生殖器外科、内ヘルニア・外ヘルニアの手術にも対応いたします。

メッセージ

口腔内疾患の検査には必ず鎮静が必要です。獣医師の先生には、紹介時に事前の電話確認と絶食(12時間)・絶飲(3時間)の指示をお願いいたします。

著書

犬と猫の歯科治療に関する著書です。岐阜大学動物病院での歯科・口腔外科に関する治療症例を数多く紹介しています。どのような治療が行われているか、こちらも参照ください。

■はじめよう犬と猫の臨床歯科
著 渡邊一弘 株式会社インターズー
ISBN-13: 978-4899954705
■ステップアップ犬と猫の臨床歯科
-ビジュアル解説 口腔疾患の治療-
著 渡邊一弘 株式会社インターズー
ISBN-13: 978-4899955450
連絡先 動物病院事務部まで
動物病院専任

鷲巣 誠Makoto WASHIZU,柴田 早苗Sanae SHIBATA

専門分野
  1. 軟部外科
    胸部:動脈管開存、胸腔内腫瘍、乳び胸
    肝臓:門脈体循環シャント、胆嚢、肝臓腫瘍摘出
  2. 獣医東洋医学・統合医学
特徴または長所
  1. 先天性門脈体循環シャント(PSS)の症例は現在まで関東地区で400症例以上です。これら手術による術後合併症の発生は5%そして死亡率は3%でした。中部地区における本疾患の診断率の向上と治療に貢献したい。
  2. 肝機能の合成機能の異常はBCAA/AAAであるフィッシャー比の簡易法であるBTRを測定することで評価することができることから、門脈体循環シャントの診断および術後の食事管理を客観的に実施できます。BTRの測定は検査会社モノリスで可能です。
  3. 胆嚢疾患、特に粘液嚢種の破裂時の手術成績は腹膜炎などを併発するために極めて悪い。胆嚢の運動機能異常がエリスロマイシン投与試験で確認できたならば、早期の胆嚢摘出手術を推奨します。
  4. 心臓の先天性奇形である動脈管開存はカテーテルによる栓塞療法が近年用いられることが多いのですが、カテーテル挿入困難な体重1-2kg前後の犬に新規開発した無傷性イーグルフックを用いた安全性の高い手術が実施できます。
  5. 東洋医学は動物の気の流れを調節し、自然治癒力を高める治療法です。針、マッサージ、漢方薬、食事、栄養療法、解毒、オゾン療法など動物に必要な様々な方法を組み合わせてQOLを高めていきます。痛みの治療にも効果を発揮します。

メッセージ

  1. 門脈体循環シャント(PSS)を御紹介して頂く時は空腹時の総胆汁酸とBTRそして全身スクリーニング検査を上述のモノリスで 実施して頂いたデーターを持参して頂ければ手術実施までの時間が短縮できます。BTRはBCAAの総量とAAAの代表としてチロシンを測定するものです。
    モノリス
  2. PSS手術前にヘリカルCTでシャント血管を造影し3D画像を構築します。その画像によって手術前の手術方法の検討そして予後予測をおこないます。
  3. 獣医東洋医学の治療をご希望の場合には予めご連絡を頂き予約診療とさせて頂きます。
連絡先 研究室(058)293-2960 または動物病院事務部まで。
電子メールでのご連絡は、washizu@gifu-u.ac.jpへ。

教育と研究

教育

獣医外科学のなかでは麻酔・救急医療の実習講義および実習そして講義では肝臓、胆管系、循環器そしてリンパ系の外科の講義を担当しています。また、教養科目では生物生産と環境を担当しています。

研究

肝臓機能評価の指標としてCTによる肝血流量の評価、野菜粉による肝臓機能改善の検討、オゾンの酸化ストレスによる抗酸化力改善の検討、ウエルネス指標の作成、高圧酸素とオゾン暴露における治癒機転の検討。